〈2024/08/31〉
コラム
顧問 渡部かなえ(神奈川大学人間科学部教授)
子どもの感染症
神奈川大学 渡部かなえ 神奈川大学産官学連携研究事業 夏は子どもの感染症が流行しやすい時期です。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナと表記)の位置づけが2023年5月に5類に引き下げられましたが、その後も患者の発生は続いており、この夏は再び患者数が増加していて(図1)、感染予防への注意が引き続き必要ですが、コロナ以外の感染症にかかってしまった子どもも大勢いました。 図1:新型コロナウイルス感染症の...
〈2024/08/05〉
コラム
主席研究員 桜井智野風
子どもの「できた!」を大切に! 大人は「よく頑張ったね!」を忘れずに!
有能感と無力感 スポーツ科学や心理学の分野において「有能感」という言葉があります。シンプルに言えば、「私はできる」という自己肯定の考え方です。有能感の高い子どもは、目標に対してつまずきや困難が生じても、乗り越えていく努力を継続していきます。結果、成果が出てさらに有能感が高まるという「良い循環」が生まれます。逆に有能感の低い(これを「無力感」とも呼びます)子どもは、ちょっとしたつまずきが起きると「...
〈2024/08/01〉
コラム
顧問 渡部かなえ(神奈川大学人間科学部教授)
小学校進学
神奈川大学 渡部かなえ 神奈川大学産官学連携研究事業 「お受験」という造語が一般的に使われるようになった1990年代(昭和)に幼児だった人たちが親世代になり、その子どもたちが小学校に進学する年代になりました。小学校受験は、子どもはもちろん親にも、そして子どもたちが通う園の保育にも、影響を及ぼしています。かつては、小学校受験をするのは、保護者が共働きの保育園児より、保護者が退園後に受験対策教室や...