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調査研究・コラム

コラム

〈2019/10/01〉

研究員 守隨佑果

【絵本のこばこ】2019年10月『おいしいおと』 三宮 麻由子/作 ふくしまあさえ/絵

食事をする時の音がたくさん出てくる、おいしさを味わえる絵本です。
食べる触感やすくった様子など、擬音語や擬態語がふんだんに使用され、一緒に食事をしているような気分になることでしょう。

読み聞かせの際には、子どもと一緒に声に出してみると、さらに楽しめそうです。
例えばごはんは「ポホッ モワーン ムッチ ムッチ ムッチ」。文字を見ているだけでも、お腹がすいてきます。他にも、わかめのみそしる、かぼちゃ、レタス、プチトマトなどが出てきては「あぁ おいしい」と繰り返しが続きます。

他者と共に食事をとることは、心許せる関わりが育つ場でもあります。

この作品を通して、ご家庭や園でのあたたかい人との繋がりが広がるきっかけになりますように。

 

【書籍情報】
三宮 麻由子/作
ふくしまあさえ/絵
出版社:福音館書店
おすすめ対象年齢:2歳~

 

【評者プロフィール】
守隨 佑果 ヒューマンスターチャイルド株式会社フィールドサポーター
保育士/幼稚園教諭/絵本専門士/JPIC読書アドバイザー

 

絵本のこばこ(2019年10月)

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